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July 02 アヌシーからの風 6 「インタビュー」インタビュー会場には50人ほど人がいた。
目の前には昨夜のマシンガン記者、右手には仏英の通訳者、オーディエンスはヘッドフォンで同時通訳が聞ける仕組み。
さて一発目の質問はウィリアムに向けられたものだった。
「どうしてベルギーで日本の作品を作ったのですか?」
そこでウィリアム
「芥川の羅生門はアキラ・クロサワが映画化してヨーロッパで知られています。私は羅生門を見て
芥川に興味を持ちました。そして短編小説の中にお富を見つけたのです。」
「まずパペットアニメを作るときには重要視されるのは、セットやキャラクター数の制作が可能かどうかです。そして著作権が切れていることも僕達にとって確認しておかなければならない事でした。
その条件を満たしたのがお富でした。」
インタビュアー
「えっ!でも日本の著作権は作者の死後100年ですよ。」
「・・・・・・・・。」青ざめるウィリアム。
「冗談です。」とインタビュアーはニヤニヤした。
悪い冗談いうなこの人・・・・。
次の質問。
「ところで日本とヨーロッパの制作現場ではどういう違いがありますか?」
やっぱり来たか・・・。
よくされる質問の一つに日本のタテ社会構造についてがある。
前回のブリュッセル・アニメーションフェスでは日本女性の社会における地位について聞かれた。
正直困る・・・・。
日本人代表として安易な答えは誤解を招くし、ステレオタイプになりかねない。
その質問をさりげなくかわす。
「お富がブリュッセルでベルギー人、イタリア人、フランス人日本人、ドイツ人で創られた事はとっても重要な事です。日本文化を理解しようとして創られた思いがお富を通して伝わればうれしく思います。」
ユーモアを交えて言うなら
「お富はチョコレートとパスタとチーズ、スシとソーセージでつくられています。
見た目は日本食ですが味の方はとっても複雑ですので味見してみてください。
お腹をこわしても知りません。」
20分間のセッションはあっという間に終わってしまいマイクを置いた。
その後サムライ監督が登場!
アヌシー7に続く
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